LOMO部!
今一度LOMOを語ろうかなとふと思ったので。
勝手に語りますよ。
10年前に出会ったこのレトロなカメラ。
今も僕のマストアイテム。
世界の各地に熱狂的なファンを持つこのカメラの存在。
巷では、LC-A=ピンボケ写真。
そんなイメージあるみたい。
僕も多少はそう思っていたのかも。
なにしろ最初に撮ったフィルムを現像して、
あまりにも綺麗に写っているので拍子抜けしたほどだったから。
室内でストロボも使わずに、
こんなに綺麗に撮れるなんて。
正直、
期待を裏切られたような気さえした。
それから常にLOMOと過ごす日々が続くわけです。
使って使っているうちに、
なんでこのカメラに強烈に引きつけられたのかが
わかってきた様な気がする。
いつも写真を撮るときに感じること。
例えば夏のある日。
ムシムシとして暑苦しい。
どこからか聞こえてくる音楽や虫の声。
乾いた土の匂い。
そんなものは写真には写らない。
当たり前のことだけど。
そんな事を考えながらシャッターを押しているわけだ。
でも何故かLOMOで撮った写真には、
その場の空気を感じることが出来る感じがする。
とても不思議だけれど。
綺麗に映すだけの箱ではなく、
普通のカメラには写せないものまでパックにしてフィルムに閉じこめてしまう。
そんな感じ。
カメラに頼りすぎるわけでもなく、
また頼られすぎるわけでもない。
撮る人とカメラとが、同じくらいの力を出してフィルムがそれを記憶する。
そんな関係がとても心地いい。
だからこそLOMOは、
撮った人なりの写真が出来る。
誰が撮っても一緒。
そんな簡単で便利なものとはちょっと違う気がする。
僕が好きなLOMOは、
世界で唯一、
僕だけのLOMO。
そんな信頼関係が出来てしまう、不思議なカメラ。
興味があっら是非―。
学生の頃活動していた「ロモ部」。また作りたいなぁ。
写真は最近撮った写真。ちょっとだけ。